事例-9 

<両面印刷>

 

 メールで初めて外資系企業から問合せが、ありました。その内容には、今回初めてCOPY防止用紙を作りたいとの事、そして検討中のようでした。それから、どういったプロセスで進めていけばいいか、教えてもらいたい様子でした。

相手が女性であったので、どういった用件か、はっきり言いにくいので、業者にいろいろ聞いて進めたいと思ったのでしょう。早速、コピーガードである隠し文字が入ったCOPY防止用紙 A4 のサンプルを、何枚必要か聞いて多めに送りました。

お客様がCOPY防止用紙の仕様を検討する中、疑問点を問合せてもらい、納得してもらった。

 そして、しばらくして A4、上質 70K、 表1色、裏1色の見積りの依頼が、ありました。

次に、質問があり、A4 の 4角 に5ミリぐらいの印刷されない白い部分が、でませんか?

それに対し、コピー機やプリンターでトナーを使用し、印刷するのではなく、印刷機械でインクを使い印刷しますので白い部分はでないし、アミ点が、かなり精巧にでることを伝えました。

納得して頂いた状態で上質 90K で再度見積り依頼が、ありました。

データ制作の時、お客の要望を取り入れ、こちらの提案で了承。

 そして、やっと校正に入る事になり、先方より会社のロゴデータがメールで送られてきたのですが、地紋は、このロゴを一部修正して白ヌキで使用できるのですが、隠し文字が決定されていないので、外資系の会社なので隠し文字はCOPYで提案しましたらすんなりOKが出て、4角の2ケ所に会社のロゴを入れて、デザイン全体のバランスが整った。

最終印刷サンプル出しのすすめは不必要

 まだ納期までは時間が、ありましたので少し費用を頂いて印刷サンプルを出しませんかと聞きましたが、あっさり、それは無しで印刷を進めて下さいとのことでした。さすが、外資系の会社は、合理的だなーと思いました。
と言うのは、無駄な費用は極力必要ないし、何せ用紙を厚くして両面にプリントするため両面印刷を要望してきたからです。

 要約すると、まず一般のお客様で、女性の場合意図することは何なのか、すぐ察知することが大事である。

そして、COPY防止用紙を作る上での進め方をその都度連絡して、例えばお客様が、 COPY防止用紙の仕様で疑問点があればその都度聞かせて頂き、それに答える。そして納得したら先に進む。

次にデータ制作時、お客様の要望を取り入れて、出来る事と難しい事を伝え了承してもらい、仕様通り納期内に納める。
これで、やっと印刷の工程が始まり、製品が出来たら検品して納める。

20.10.2