サービス実施記録 3つの役割

①サービス実施記録は職員間の連絡や家族への報告代わり

介護保険制度では介護事業者に対して、職員が行った介護活動を正確に記録し、保管することが求められています。
この記録は介護伝票(サービス実施記録)と呼ばれており、職員間の業務連絡として役立つほか、家族への報告代わりとなったり、万が一トラブルが起こった場合に確かに介護活動を行ったという証となることもあります。

②サービス実施記録はケアプランの練り直しや様々な目的に利用される

また、利用者にとって本当に必要な介護は日々変化するため、ケアプランを立てる際にも介護伝票(サービス実施記録)を参考にプランの練り直しが行われます。
このように介護伝票は様々な目的のために利用されることから、いかに正確な情報を間違いなく記録するかといった点が重要となるわけです。

③職員が行った介護活動とその時間、利用者の身体状況など記入することが重要です

介護記録の中で重要なのは、職員が行った介護活動とその時間、利用者の身体状況などです。記入欄が効率的にまとまっている介護伝票では一般的な介護活動があらかじめ印刷されており、実際に行った活動にチェックを付けるだけで済むようになっています。
また、老人ホームなどの施設内で記録する場合は一つ一つの活動を行った時間を記入したり、訪問介護の場合は活動開始から終了までの時刻を記入します。
さらに、介護中に気付いたことを自由に記録できるような備考欄があると大変便利です。必要な記入事項は介護形態によっても異なりますので、その事業に一番適した介護伝票を使用することが大切です。