刷色の選定
下記のように4枚複写で用紙の色をページごとに変える場合、刷り色は表面を各ページ同じ色にして、
用紙の色に負けない濃い色が選ばれることが多いです。
例えば黒・濃グレー・紺・群青・金赤等が良く使われています。
例
ページ数
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紙色
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刷色(表面/裏面)
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1P | 白 | 黒・金赤/薄グレー |
2P | ピンク | 黒 |
3P | アサギ | 黒/薄グレー |
4P | クリーム | 黒 |
(参考として業者からのコメントですが、各ページ毎刷り色を変えることは、あまりオススメしません。色変えをするとけっこう手間がかかる上、費用もかかります。)
また約款・個人情報等、裏刷りがある場合、表面に透けるのを防ぐため、できるだけ淡い色を使用します。
上の例では1Pと3Pでは裏面に薄グレーが使われています。クライアントによっては少し厚い紙、N50を使って黒を使う場合があります。
4枚複写の場合、各ページ毎に区別しやすいように刷り色や紙色を変えた方が便利ですが、紙と刷り色を4枚とも同じ色にする場合、タイトルやサブタイトルなどで区別できるような仕様が重要です。
その際、タイトルやサブタイトルはレイアウト上、上側か下側に配置した方がいいでしょう。
例えば
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さらに印鑑やクーリングオフの条項を印刷する場合、できるだけ目立つ色として金赤を使用しています。
クーリングオフの条項は商品売買だけでなく工事請負契約など、幅広い契約に使われるものですので
契約後のトラブルを招かないためにも金赤のような目立つ色を使う事が望ましいです。