連続伝票(ドットプリンタ用紙)

連続伝票(ドットプリンタ用紙)とは、1枚に繋がった長い用紙を同じサイズでじゃばらに折りたたむようになっている用紙のことです。
同じ大きさの用紙1枚1枚の間にはミシン目が入れられており、手でキレイに切れるような加工が施されています。
連続伝票(ドットプリンタ用紙)の両端には、スプロケットホールと呼ばれる穴が等間隔でずっと空いています。
この穴は、ドットプリンタが用紙送りをする際のガイド穴として機能します。

ドットプリンタ用紙は、コンピュータプログラムなどのように、縦方向に長く、文章としての長さが決まっていないような文章を印字するのに向いています。
用紙が1枚1枚分かれている他のプリンタ用紙を使うと、ページ番号を印刷するなど順序関係を整理する必要が出てきたり、一度でもバラバラになってしまうと順序が分からなくなってしまいますが、ドットプリンタ用紙ではそれが起こりません。

また、ドットプリンタは、定型の印刷物を大量に印刷するのにも向いています。
注文伝票や納品書というような、印刷する場所が同じで、金額や品名など印刷内容だけが異なるものを大量に印刷するのに最適と言えます。

最近ではより高速に印刷できるレーザープリンターに一部置き換わりつつあります。
ですが、複写式伝票などへの複数枚同時印刷は、ドットプリンタにしか行えない芸当です。
宅急便の送り状のように、お客様控えと業者処理用紙など、複数の用紙に同じ伝票番号を一挙に印刷するような目的に使用できるのは、ドットプリンタが紙面への圧力を加えることによって印字しているからです。
そのため、現在でもドットプリンタや連続伝票(ドットプリンタ用紙)の使われる場面は数多くあります。

連続伝票は事務の世界では標準的に使用されるほど普及しています。
用紙サイズの規格もあるため、版下原稿さえ持っていればどこの印刷所へ持ち込んで印刷して貰っても、同じ連続伝票を作成することが可能になっています。

納品書・売上伝票・請求書・請求明細書・受領書・領収書・見積書・注文書も各種あります。サイズや規格については下記をご覧下さい。

■主にドットプリンタで処理しています。