改ざん・偽造防止用紙(コピー防止用紙)
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オフィス事務の多くが電子化され、ペーパーレスが進んでいます。
OA機器の高機能化、パソコンやタブレット機器の低価格化が、電子化をさらに推し進めています。
ネットワークの進歩も、電子化やペーパーレス化に一役買っており、オフィスで使われる紙がゼロになるという意見も見られるほどです。
ですが、オフィスからペーパー類が、減ることはあっても無くなることはありません。
契約書類、公文書、税務書類、経理書類など、紙ベースで回っているシステムが、日本には余りにも多いためです。
社外とのやりとりに使用する書類も、紙の方が都合が良いことが多いのです。
それは、「セキュリティ」の問題があるからです。
電子的文書の最大の弱点は、「完全なコピーが作れてしまうこと」です。
いくらコピーガードを施しても、一度相手の手に渡った電子データはかならず複製される運命です。
社外秘の資料など、モノによってはコピーされると致命的です。
ですが、顧客に渡す資料など、出さざるをえないものも数多くあります。
そのようなとき、複製禁止の紙でのコピーを渡すのが有効です。
改ざん・偽造防止用紙(コピー防止用紙)は、重要書類のコピーを防ぐ、強力な抑止力となります。
改ざん・偽造防止用紙(コピー防止用紙)の仕組みは、コピーした物にそれがコピーであると分かる「複写」等が浮き出ることにより、コピーを抑止します。
目視した際には見えづらい隠し文字が、コピー機の光によって浮かび上がります。
用紙には、微細なパターンが予め印刷されていたり、透かしが入っていたりします。
改ざん・偽造防止用紙(コピー防止用紙)をコピー機にかけると、コピー機の再現性の問題で、特定のパターンが浮かび上がります。
マイクロ文字を用紙に印刷しておくという方法や、特殊インクを使用する方法もあります。
マイクロ文字は、コピー機では再現出来ず潰れてしまうので、コピーであることがわかります。
特殊インクはコピー出来ないため、コピーでは特殊インク効果が現れないことから、やはりコピーであるとわかります。
電子データ同様、紙のセキュリティ需要も年々高くなっています。
改ざん・偽造防止用紙(コピー防止用紙)は、セキュリティの一つの答えと言えます。
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改ざん・偽造防止用紙(コピー防止用紙)の用途
〔自治体〕印鑑証明書、納税証明書、市民税・県民税証明書、証明書用紙、資産証明書、土地証明書、家屋名寄せ、家屋証明書、土地名寄せ、軽自動車税車検用納税証明書、その他
〔改ざん・偽造防止用紙(コピー防止用紙)自治体〕
偽造防止の技術
●コピーをすると『複写』の隠し文字が浮き出て偽造防止や改ざん防止になります。
●他にすかしインキ、地紋・彩紋等を使用する方法があります。
●マイクロ文字を数ヶ所埋め込んでいて、コピーをすると文字がつぶれてこれも偽造防止や改ざん防止になります。
●特殊なインキで刷られた所を指先で押すと体温の影響で一時的に色が消えます。(示温インキ)
●その他にグラデーションや蛍光インキでの偽造防止があります。
改ざん・偽造防止用紙(コピー防止用紙)〔自治体〕
A4 上質70k(隠し文字)+マイクロ文字
A4 上質70k(隠し文字)+マイクロ文字+すかし
すかしが消える。
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※真ん中の分は原本をライトテーブルの上に載せて撮影したものです。
A4 上質70k(隠し文字)+マイクロ文字+すかし+地紋・グラデーション(OCRインキ)
A4 上質70k(隠し文字)+マイクロ文字+すかし+地紋・グラデーション+示温インキ
改ざん・偽造防止用紙(コピー防止用紙)〔大学等・民間〕
※請求書や領収証、重要な書類,機密書類を印刷する上で偽造対策になる用紙
A4 隠し文字(ブルー)模様タイプ(コピーすると複写とかCOPYの文字が浮き出る)
A4 隠し文字(グレー)英文字タイプ (コピーすると複写・複製・無効・COPYの文字が浮き出る)