オーダーメイドプレミアム 商品券弊社の歩み
■弊社の本格的な商品券との出会いは地域振興券でした
1999年 (平成11年) に財源を政府が全額補助することで日本全国の市区町村が発行し、一定の条件を満たした国民に額面1,000円の当時の地域振興券を1人20枚ずつで2万円、総額6194億円を贈与という形で交付し、6ヶ月間有効で、原則、発行元の市区町村内のみで使用でき、店側は釣り銭を出すことが禁止され、額面以上の買物をすることを推奨しました。
この時の地域振興券に弊社は携わりいろんな偽造防止の技法を研究し、実際に印刷、製本まで経験して技術を積み重ねてきました。
その経験をもとに改ざん・偽造防止用紙を手掛けるきっかけになりました。
■次にホログラム入りプレミアム 商品券と多く携われたのが2015年でした
2014年4月消費税が5%から8%に引き上げ後に景気浮揚策として2015年 (平成27年) に発行されました。
良くも悪くも「プレミアム 商品券」に注目が集まった年でした。自治体の97%が発売し、販売を始めてたった3分で売り切れる商品券があったり、代理購入が可能だったので、ある自治体では600万円分購入したり、転売した事例がありました。
また地元の商店街よりも大手家電量販店でよく購入されたようです。
このプレミアム 商品券が弊社にとって非常に盛り上がり、この年はホログラムを入れたプレミアム 商品券の年でした、というのは県外からの多くの依頼があり、納期がまばらに設定されたので多くの種類が製造することができました。
■今回は商品券の納期が集中したので、少しだけ携わりました
2019年10月の消費税増税では、所得が少ない人ほど税負担が重くなる問題が指摘され、その対策として低所得世帯や子育て世帯に「プレミアム 商品券」が販売されました。使用期間は10月から翌年3月までで商品券の金額は最低販売額4,000円 (額面5,000円) ~ 最高20,000円 (額面25,000円) まで購入できる事にしたのです。今回の購入できる対象者は、国から貧困者と限定されたことで商品券をお店で使いづらい、恥ずかしいという問題が発生しました。この年弊社では、あまりにも納期が集中したので少しだけ受注し、やはりホログラムが入ったプレミアム 商品券が人気でした。
■長期化するコロナ禍の対策として、もう始まっている市区町村の支援策
2020年3月に商品券の使用期限が終わったのも束の間、今度は新型コロナウイルスの感染拡大で全国的に感染者が増えました。令和2年4月7日に新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が出され今に至っています。消費に多大な影響を与えました。全国の自治体においては、消費を喚起するためにまずは、プレミアム 商品券やクーポン券の発行が、もう始まっています。
そして政府は新型コロナウイルス事態収束後に旅行需要を喚起するための大規模な観光復興支援策を実施する予定です。
それには都道府県をまたがない旅行と地域住民を対象にプレミアム商品券や宿泊券の販売など地方自治体独自の支援策が始まっています。
■プレミアム 商品券の様々な仕様
・サイズ :Y 150 ~ 175ミリ (160・170)
T 67 ~ 80 (75・76)
・表紙・裏表紙 + 本文 (10 or 12枚)
・用紙:本文…上質 70 K or 90 K
OCR 72 K ~ 90 K (83 K)
・表紙・裏表紙…上質 110K or 135K
・色数:1色 / 1色 or 4色 / 1色
・本文:表3色 (各特色) + 裏2色 (1色+透かし)
or 表4色 + ホログラム + 裏1色
・ナンバー: 6 桁ナンバー or 7 桁ナンバー
・製本:表紙・裏表紙 + 本文 (左タテミシン)
左トジ製本 (クロス)
A.〈エコノミークラス〉本文表面
■色数
表紙:1色 / 1色 or 4色 / 1色
本文:4色 / 1色 + 透かし
■偽造防止:隠し文字 、透かし
※リーズナブルで納期が他より早い
B.〈ビジネスクラス〉
■色数
表紙:1色 / 1色 or 4色 / 1色
本文:表3色 (特色) + 示温インキ / 1色
■偽造防止:示温インキ(ピンク)、隠し文字、
ナンバー
※予算的には普通ですがエコノミークラスより少し納期がかかる
C.〈ファーストクラス〉
■色数
表紙:4色 / 1色
本文: 4色 + ホログラム / 1色
■偽造防止:ホログラム、隠し文字
ナンバー
※ホログラムの費用がかかるが、コピーガードとしては最強、難点はビジネスクラスより納期がかかる。また円のホログラムの中に市町村名やマークを抜いて入れて、オリジナルの商品券に仕上げることができます。
※上記ABCそれぞれのクラスの仕様は、あくまで参考例であってオーダーメイドで作成可能です。
※自治体の特徴を取り入れる
郷土の風景、歴史と文化、そして伝統工芸、観光地の名所、旧跡をイメージ化したデザインにする、
また地域のシンボルも同じことです。
最近は、ご当地マスコットや民話に出てきそうなものも採用しています。
また自治体の木とか花とか鳥などの素材をイラスト化して地域を表現している場合もあります。
■改ざん・偽造防止の技法
・隠し文字
隠し文字とは、一見どこにあるかわからないように地紋とか、模様等の中に隠してある技法で、
カラーコピーすると「複写」とかの文字が浮かび上がるコピーガードになります。
・マイクロ文字
マイクロ文字とは1/4mm程のローマ字を並べる事で、模様のように見え、カラーコピーするとローマ
字がつぶれて線に見える。
これもコピーガードになります。
・透かし
透かしとは、元々、紙を漉くときに入れていた技法です。
現在では、特殊なインキでマークなどを自由に入れる事が出来るようになりました。
用紙に光を当てると図柄が浮き上がり、カラーコピーしたら、その図柄は、浮き上がらないのでコピー
ガードになります。
・OCRインキ
OCRインキの淡い色で、グラデーションをデザインしたら、その色の10%以下の部分の色が、カラー
コピーしたら完全に飛んでしまいます。
同じくコピーガードになります。
・示温(しおん)インキ
示温インキで印刷された部分を指で3秒ほど押さえると、触れた部分が加温され色が消えてしまい、指
を離すと、程よく元の色に戻ります。
カラーコピーして、加温しても色は消えません。
これも同じくコピーガードになります。
・ホログラム
ホログラムは立体的な空間に映像を映し出す光学技術を利用し、見る角度によって違う図柄が浮かぶ。
この手法は、偽造防止には最適で、最強のコピーガードです。
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